フトアゴ王国

フトアゴヒゲトカゲの観察・考察、研究解説。少しでも参考になればうれしいです◎

フトアゴヒゲトカゲの第3の目

フトアゴヒゲトカゲの頭をみると、目の後ろのほうにぽつんとしたものがあるのがわかりますか??

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これは頭上眼(とうじょうがん)と呼ばれるものです。

第3の目、松果体目とも言われています。

ほとんどの爬虫類・両生類・うなぎに確認されています。

 

 

↑この研究で確認されています。

 

頭上眼の役割はいままで解明されていなかったようですが、

「太陽の位置を確認している」ということが分かったみたいです。

つまり、日照時間を計ったり、羅針盤の役割をしています。

普通の目とは違って、ものを見たりすることはできないみたいです。

 

また、発生(トカゲだと卵の中で、だんだんトカゲの形になっていくとき)では、

頭上眼とセットで松果体も発生します。(目は2つでセットなんですね!)

ただ、松果体は頭の中にあり、夜になると眠くなるメラトニンというホルモンを分泌しています。生活リズムを整えたり、体内時計の調節に使われています。

確かにセットって感じですね◎

 

トカゲに限らないですが、とっても謎が多いですね。