フトアゴ王国

フトアゴヒゲトカゲの観察・考察、研究解説。少しでも参考になればうれしいです◎

【生物】遺伝の法則 基礎~フトアゴヒゲトカゲのモルフまで

今回は「遺伝の法則」ということで、

説明していきたいと思います。

 

まず、遺伝には2種類あります。

優勢遺伝劣勢遺伝です。

例えばよくある豆でみてみましょう。

 

優勢の遺伝子をA、劣勢の遺伝子をaとして、

Aがまるい豆でaがしわがある豆の遺伝子だとしましょう。

 

組み合わせを考えると、AA、A a、aaのパターンが考えられますが、

Aの遺伝子がひとつでも入っていると、まるになります。

ここでは、AAとAaがまるになります。

これを優性遺伝といいます。

そして、aaはしわになります。

これを劣性遺伝といいます。

 

こちらの記事でフトアゴの有名なモルフを紹介しているのですが、

 

kurosawa07.hatenablog.com

 

ハイポとリューシスティックというモルフは劣性遺伝となります。

 

基本的な考え方はこんな感じです。

ほかにも、いろんな遺伝様式(不完全優性、致死遺伝子、、)があります。

ここで取り上げたいのは、「共優性遺伝」についてです。

例えばですが、血液型って

A型、B型、AB型、O型がありますよね??

AO型、BB型、BO型なども聞いたことがあると思います。

ではなぜ、AB型だけアルファベット2つなんでしょう?

それは、A、Bの遺伝子に対して、Oという遺伝子が劣性遺伝子だからです。

AとBはどちらも優性遺伝子です。なのでAB型で、このようなことを共優性遺伝と言います。

 

共優性遺伝はフトアゴヒゲトカゲのモルフにも存在します。

フトアゴのモルフにレザーバックとシルクバックというのがあります。

シルクバックはレザーバックの完全体となります。

図で見ると。。

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AB型というように、レザーバックというモルフになります◎

 

以上です!!

おやすみっ!!!