フトアゴ王国

フトアゴヒゲトカゲの観察・考察、研究解説。少しでも参考になればうれしいです◎

ニシアフリカトカゲモドキの飼い方

ヒョウモントカゲモドキのいいところ言えば、

飼いやすさ、馴れやすさ、だと思いますが、

ヒョウモントカゲモドキと並ぶくらいの人気のヤモリが

このニシアフリカトカゲモドキです。

 

[目次]

  1. ニシアフリカトカゲモドキの生態と分類
  2. レオパとニシアフはどう違うの??
  3. 必要な用品と飼い方

 

1.ニシアフトカゲモドキの生態と分類

ニシアフ(愛称)は西アフリカに生息しています。ファッションテールとも呼ばれているそうです。大人になると全長20cmほどになり体重は60g~80gです。自切と再生尾の機能を備えているヤモリです。WC個体はやや気難しい個体もおおいようですが、CB個体はおとなしいようです。野生化のオスは25cmも超える個体もいるようです。野生では湿度のある草原や森林に生息しています。夜行性です。2年ほどでしっかり成長し、寿命はだいたい10年ほどです。CBではオスが少ない傾向にある。

ニシアフの分類

➮爬虫網・有鱗目・トカゲ亜目・ヤモリ下目・ヤモリ科・トカゲモドキ亜科・フトアトカゲモドキ属・ニシアフリカトカゲモドキ

 

2.レオパとニシアフはどう違うの??

レオパとニシアフの違いは、

①分類面

レオパは

爬虫網・有鱗目・トカゲモドキ科・ヒョウモントカゲモドキ

です。

分類でも少しちがいます。

②性格

レオパのほうが人に馴れやすいです。

ニシアフはレオパほど陽気な感じではなく、シェルターなど、物陰にいることが多いです。

※結局個体によって違うので一概には言えない。

③容姿

ニシアフのほうが全体的にまるっこいです。

尻尾などがレオパに比べると短く、むっちりとした印象を受けます。

レオパは25cmになりますが、ニシアフはレオパよりは小柄です。

④飼育環境

レオパは乾燥した地域で温度差の大きい地域に住んでいます。

それにくらべてニシアフは森林や草原に住んでいるので、低温や乾燥に弱いです。あまり乾燥させると体調を崩してしまいます。

 

3.必要な用品と飼い方

まず、ニシアフを飼育するときに必要なものです。

・ケージ

・床材

・シェルター

・水入れ

・ヒーター

・温度湿度計

・餌

 

詳しく見ていきます。

・ケージ

30cm以上あるケージだと大丈夫なようですが、

45~60cmあるものがおすすめです。

百均のシューズボックスでもケージを作れます。

⇩幅30×奥行20×高さ15.5cm

⇩幅40×奥行30×高さ15.5cm

⇩幅31.6×奥行31.6×高さ19.2

 

・床材

ヤシガラやデザートソイルは保湿性が高くニシアフにあっているかなと思います。またはペットシーツです。ただヤシガラは誤飲の可能性があります。

・シェルター

ウェットシェルターは大きすぎるものよりも体がぴったりなもののほうが落ち着くようです。

・水入れ

必ず用意してあげてください。水入れの水に気付かない子は霧吹きなどで壁に水をかけてあげてください。また、水入れは湿度を保つのにも役立ちます。湿度を保つためにも、一日一回は霧吹きをしてあげましょう。

・ヒーター

ニシアフは26~30℃(湿度は60%ほど)を好みます。

どの生き物でもそうですが、暖かい場所と涼しい場所を作ってあげてください。クールスポットを25℃前後、ホットスポットを33度前後がいいです。

冬場などはパネル式ヒーターを敷きます。ヒーターはケージの1/3くらいの大きさになるように敷いてください。

 

 ・温度・湿度計

・餌

レオパと同様コオロギやデュビアなどの昆虫です。

 

ニシアフはレオパと似ていますが、分類や生息地、性格の傾向もちがうようです。ぜひ検討してみてくださいね。