フトアゴ王国

フトアゴヒゲトカゲの観察・考察、研究解説。少しでも参考になればうれしいです◎

身近な爬虫類~日本にいる編①~

そもそも爬虫類とは、

分類は、動物界・脊椎動物門・脊椎動物亜門・四肢動物上網・爬虫網とされます。

爬虫類は、変温動物で、鱗を持っている、殻のある卵を産む、尿酸という白い塊で排泄する(鳥と同じ)などの特徴があります。

爬虫類は、ワニ、トカゲ、ヘビ、カメ、ムカシトカゲなどがいます。

この中で、本来日本には、ワニとムカシトカゲはいません。

ワニの生息地は、インドからオーストラリア北部までのアジア、アフリカやマダガスカルの川や沼、アメリカ合衆国南部(フロリダ州)からメキシコ北部、キューバ、オーストラリア、などなど、です。

 ムカシトカゲはニュージーランドのみに生息しており、なんと寿命は100年以上といわれています。体温が普通のトカゲよりも低いため、寿命が長いのではないかとも言われています。体温は5.2℃~11.2℃の範囲です。

では日本ではどんな種類のトカゲやヘビ、カメなどがいるのでしょうか。

日本ではトカゲやヤモリ(ヤモリはトカゲ亜目)などだけで41種ほどいるそうです。

今回はおそらく誰でも見たことがある種類(トカゲ、ヤモリ、へびなど)を紹介します。

 

ニホントカゲ

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全長:20~25cm

寿命:5~6年

分布:北海道、本州、四国、九州

餌:ミミズ、昆虫、クモなど

産卵期:5~6月

分類:トカゲ科トカゲ属

特徴:子供の時は尻尾が青い。卵は5~6個ほど産み、メスは卵が孵化するまで世話をする。卵の世話をするのは、ヤモリやカナヘビでは確認されていなく、トカゲだけである。

 

ニホンヤモリ

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全長:10~14cm

寿命:5~10年

分布:本州、四国、九州

餌:光に集まってくる昆虫

産卵期:5~9月

分類:ヤモリ科ヤモリ属

特徴:夜行性。民家でよくみられる。光に集まった昆虫を待ち伏せして捕食する。

アルビノ個体もいて白く、目が赤い。

 

ニホンカナヘビ

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全長:16~27cm

寿命:5~10年

分布:北海道、本州、四国、九州

餌:昆虫、クモなど

産卵期:3~9月

分類:カナヘビカナヘビ

特徴:2~6個の卵を産む。尻尾が長い。(全長の2/3ある。)昼行性。肌はカサカサしている。舌がヘビっぽい。

 

・シマヘビ

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全長:80~150cm

寿命:5~10年

分布:北海道、本州、四国、九州

餌:カエル、ネズミ、小型哺乳類、トカゲ、小さい蛇

産卵期:7~8月

分類:ナミヘビ科ナメラ属

特徴:4~5個の卵を産む。子供の時は縞模様ではなく、ブロッチ模様で赤褐色で小豆色の点がある。4本の縞模様。よく見かける黒い蛇はナミヘビの黒化個体の可能性が高い。毒はない。

 

・ニホンマムシ

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全長:40~60cm

寿命:飼育下では12年

分布:北海道、本州、四国、九州

餌:カエル、ネズミ、小型哺乳類、小さな鳥などなど

産卵期:8~10月

分類:クサリヘビ科マムシ

特徴:昼行性か夜行性かは季節によって変わる。胎生。幼体は尻尾の先が赤い。毒。

 

などなどです。爬虫類でも胎生で生まれる種類が割といます。

 

以上です!