クレステッドゲッコーの飼い方
レオパやフトアゴと同じくらい人気の「クレステッドゲッコー」を紹介します。
[目次]
- クレステッドゲッコーの生態と分類
- 飼い方と必要な用品
1.クレステッドゲッコーの生態と分類
クレステッドゲッコーはクレス(愛称)と呼ばれています。「クレステッドゲッコー」というのは英名で、学名は「オウカンミカドヤモリ」、"Correlophus ciliatus"と言います。野生では、ニューカレドニア(オーストラリアの右斜め上)に生息している固有種で、森林に生息しています。また、絶滅危惧種に登録されています。全長は20cmほど、体重は45〜59gになり、寿命は7〜10年ほどです。自切の機能はありますが、再生尾は元の形ではなく球状の組織が作られます。基本的には夜行性ですが、日光浴も行うようです。詳しい生態は個体数が少ないためよくわかっていないのが現状です。
分類は、
爬虫網・有鱗目・ヤモリ科・イシヤモリ亜科・correlophus属・オウカンミカドヤモリ
です。
クレスは瞼がないので、舌で目を舐めます。
クレステッドゲッコーのクレストは突起という意味ですが、和名でもオウカンミカドヤモリといわれていて、王冠をかぶったような容姿をしていて非常に綺麗です。しかし、脱皮不全などがおこるとこの突起がなくなる可能性があります。
また、樹上棲のヤモリで、指先に「趾下薄板(しかはくばん)」というヒダをもっており、それで壁に張り付いています。壁チョロ系ヤモリです。
2.飼い方と必要な用品
まず必要な用品一覧です。
・ケージ
・床材
・温度湿度計
・ヒーター
・止まり木
・紫外線ライト
・餌・餌入れ
では、詳しく見ていきます。
・ケージ
ケージの大きさは幅30×奥行30×高さ30~45cm以上のものが推奨されています。
樹上棲のヤモリなので立体運動を好みます。高さがあるケージがおすすめです。
⇩35.5×35.5×30.5cm
⇩45×45×60cm
・床材
ヤシガラや腐葉土は保湿力があるのがいいところですが、ヤシガラなどは誤飲の危険性があります。キッチンペーパーやペットシーツでも大丈夫です。粒が小さすぎる砂などはクレスの手についてしまって壁に上れなくなる可能性があります。
・温度湿度計
温度は25℃~32℃くらいの間を保ってください。
湿度については60前後がいいです。
高湿度に弱いです。乾燥もよくなく、幼体は乾燥に弱いです。
・ヒーター
保温器具は「暖突」という赤外線のパネルヒーターをケージの外側に貼ります。
・止まり木
立体活動ができる流木、コルクバーク、木の枝を置いてあげてください。
・紫外線ライト
紫外線ライトなどはなくても問題はないですが、弱めの紫外線ライトを設置します。
(野生では日光浴をすると確認されています。)
・餌・餌入れ
餌は人工フード、コオロギ、100%のりんご、ももジュースなどを食べます。
人工フードは、総合的なフード、昆虫向けのフード、果実向けのフードが売られています。粉末状のものを水で溶いて与えます。その時のエサ入れも用意してあげましょう。
給餌の頻度は週に2,3回ほどで、1回はカルシウムを添加して与えてください。また、週1くらいでコオロギを与えます。個体によって合わせてあげてください。
⇩マグネットで壁に引っ付く。
⇩吸盤で壁に引っ付く。
また、クレスは登る場所が少ないと頭を下にして壁に引っ付いて尻尾が曲がり、フロッピーテールと呼ばれるものになってしまうので気をつけてあげましょう。
以上です!!
【初心者】爬虫類の用語解説
今回は爬虫類を飼うときに出てくる、日常ではあまり使わない用語をまとめてみました。
(フトアゴヒゲトカゲ中心です♪)
- CB個体・WC個体
- ガットローディング
- ダスティング
- ハンドリング
- メンテナンス
- 温浴
- 床材
- シェルター
- サーモスタット
- 孵化器
- バスキング
- バスキングライト
- 保温ライト
- 紫外線ライト
- 暖突
- 拒食
- 強制給餌
- ヘミペニス
- クラッチ
- ブリーダー
1.CB個体・WC個体
CB個体▶︎飼育下で繁殖させた個体
WC個体▶︎野生で育った個体
CBはCaptive Bredの略です。Captiveとは捕虜、Bredは繁殖という意味です。Captive Bredは飼育下繁殖という意味になります。
WCはWild Caughtの略です。wildとは野生、caughtは捕まったという意味です。Wild Caughtはそのまま、野生の捕獲という意味になります。
2.ガットローディング
餌に新鮮な野菜を与えて、飼育している個体に与え、栄養価の高い食事をさせることです。例えば、新鮮な小松菜をコオロギに与えて、そのコオロギをすぐにフトアゴヒゲトカゲに与えると、小松菜も摂取したことになります。
ガットは腸という意味で、ローディングは荷物や積載という意味です。
3.ダスティング
ダスティングとは餌にカルシウム剤などを添加して与えることです。例えば、フトアゴヒゲトカゲにコオロギを与えるときのカルシウム剤を振りかけてあたえます。
4.ハンドリング
手に乗せて触れあうことです。
臆病な個体はストレスになるので、短めにしてあげてください。また、日頃の健康チェックにもなるのでメリットもあります。
5.メンテナンス
爬虫類の世話をさす用語で、水換えや掃除をすることです。
メンテナンスは維持や管理という意味です。
6.温浴
ぬるま湯につけることです。
体を温めたり、便秘や脱皮不全予防の時に行います。
7.床材
床に敷くものです。砂やペットシーツなどを指します。
8.シェルター
直訳すると避難所という意味です。
ケージ内の隠れる場所をシェルターと呼びます。
9.サーモスタット
温度の調節などをする機械です。
例えば、28℃と設定したら、28℃を下回ると電球がつき、28℃を上回ると電球が消えます。また、時間を設定して、設定した時間にライトの点灯・消灯ができるものもあります。
10.孵化器
卵を孵化させる装置です。温度と湿度を保ちます。水苔やバーミキュライトで応用も可能です。ちなみにハッチは孵化という意味です。
11.バスキング
日光浴や日向ぼっこという意味です。
ケージ内の温かくしている場所をバスキングスポットといいます。
12.バスキングライト
一点だけをあたためる、バスキングスポットを作るためのライトです。
紫外線ライトと併用のものもあります。
13.保温ライト
赤外線ライトとも呼ばれます。ケージ全体を温めるライトです。
14.紫外線ライト
紫外線を出すライトです。バスキングライトと併用しているものもあります。
15.暖突
赤外線によってケージ全体を温めるものです。天井に設置します。
16.拒食
生体がごはんを全く食べなくなることです。
17.強制給餌
拒食が長引いた時に無理やり餌を食べさせることです。ストレスがかかるのでやむ終えない場合にします。また、口に少し人工フードなどをつけて食用を促すことをアシスト給餌といいます。
18.ヘミペニス
生殖器のことで、普段は体の中に隠れている。
19.クラッチ
産卵の単位です。
例えばフトアゴヒゲトカゲは交尾後、1回の産卵で15〜32個の卵を1〜5回産みます。15個産んだとしたら、1クラッチで15個ということになります。
また、1回目を1クラッチ目、2回目を2クラッチ目などといいます。
ちなみに同じクラッチで生まれた兄弟をクラッチメイトといいますが、「クラッチメイト」ってなんか可愛くないですか?。。
20.ブリーダー
個体を繁殖させて売っているいる人のことです。Breedは繁殖という意味です。
以上です!!
ニシアフリカトカゲモドキの飼い方
ヒョウモントカゲモドキのいいところ言えば、
飼いやすさ、馴れやすさ、だと思いますが、
ヒョウモントカゲモドキと並ぶくらいの人気のヤモリが
このニシアフリカトカゲモドキです。
[目次]
- ニシアフリカトカゲモドキの生態と分類
- レオパとニシアフはどう違うの??
- 必要な用品と飼い方
1.ニシアフトカゲモドキの生態と分類
ニシアフ(愛称)は西アフリカに生息しています。ファッションテールとも呼ばれているそうです。大人になると全長20cmほどになり体重は60g~80gです。自切と再生尾の機能を備えているヤモリです。WC個体はやや気難しい個体もおおいようですが、CB個体はおとなしいようです。野生化のオスは25cmも超える個体もいるようです。野生では湿度のある草原や森林に生息しています。夜行性です。2年ほどでしっかり成長し、寿命はだいたい10年ほどです。CBではオスが少ない傾向にある。
ニシアフの分類
➮爬虫網・有鱗目・トカゲ亜目・ヤモリ下目・ヤモリ科・トカゲモドキ亜科・フトアトカゲモドキ属・ニシアフリカトカゲモドキ
2.レオパとニシアフはどう違うの??
レオパとニシアフの違いは、
①分類面
レオパは
爬虫網・有鱗目・トカゲモドキ科・ヒョウモントカゲモドキ
です。
分類でも少しちがいます。
②性格
レオパのほうが人に馴れやすいです。
ニシアフはレオパほど陽気な感じではなく、シェルターなど、物陰にいることが多いです。
※結局個体によって違うので一概には言えない。
③容姿
ニシアフのほうが全体的にまるっこいです。
尻尾などがレオパに比べると短く、むっちりとした印象を受けます。
レオパは25cmになりますが、ニシアフはレオパよりは小柄です。
④飼育環境
レオパは乾燥した地域で温度差の大きい地域に住んでいます。
それにくらべてニシアフは森林や草原に住んでいるので、低温や乾燥に弱いです。あまり乾燥させると体調を崩してしまいます。
3.必要な用品と飼い方
まず、ニシアフを飼育するときに必要なものです。
・ケージ
・床材
・シェルター
・水入れ
・ヒーター
・温度湿度計
・餌
詳しく見ていきます。
・ケージ
30cm以上あるケージだと大丈夫なようですが、
45~60cmあるものがおすすめです。
百均のシューズボックスでもケージを作れます。
⇩幅30×奥行20×高さ15.5cm
⇩幅40×奥行30×高さ15.5cm
⇩幅31.6×奥行31.6×高さ19.2
・床材
ヤシガラやデザートソイルは保湿性が高くニシアフにあっているかなと思います。またはペットシーツです。ただヤシガラは誤飲の可能性があります。
・シェルター
ウェットシェルターは大きすぎるものよりも体がぴったりなもののほうが落ち着くようです。
・水入れ
必ず用意してあげてください。水入れの水に気付かない子は霧吹きなどで壁に水をかけてあげてください。また、水入れは湿度を保つのにも役立ちます。湿度を保つためにも、一日一回は霧吹きをしてあげましょう。
・ヒーター
ニシアフは26~30℃(湿度は60%ほど)を好みます。
どの生き物でもそうですが、暖かい場所と涼しい場所を作ってあげてください。クールスポットを25℃前後、ホットスポットを33度前後がいいです。
冬場などはパネル式ヒーターを敷きます。ヒーターはケージの1/3くらいの大きさになるように敷いてください。
・温度・湿度計
・餌
レオパと同様コオロギやデュビアなどの昆虫です。
ニシアフはレオパと似ていますが、分類や生息地、性格の傾向もちがうようです。ぜひ検討してみてくださいね。
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の飼い方
今回は「レオパードゲッコウ(ヒョウモントカゲモドキ)の飼い方」を紹介します。
[目次]
- レオパはどんないきものなの??
- 飼育に必要なもの&日常のお世話
1.レオパはどんないきものなの??
レオパ(愛称)はインド・アフガニスタン・イラン・パキスタンなどに生息するヤモリです。トカゲモドキと呼ばれているのは、ヤモリは普通瞼がなく、目を閉じることができないのに、レオパはトカゲのように目を閉じることができるため、そう呼ばれて言います。一度は進化の過程で瞼を失ったが、再び瞼を持ったという説もあります。だいたい全長25cmまで成長します。乾燥系地表性のヤモリです。自切はして、再生尾も作ることができます。ぽてぽてとした尻尾に栄養をためています。
2.飼育に必要なもの
レオパの飼育に必要なものは
・ケージ
・シェルター
・床材
・ヒーター
・餌
です。
レオパに飼育に必要なものはフトアゴヒゲトカゲに比べて断然少ないです。
レオパは夜行性の生き物なのでライトが必要ありません。
・ケージ
爬虫類飼育専用のアクリルケージで大丈夫です。
また、多頭飼いをしている方だと、100均のシューズケースに空気の穴をあけて
飼育している方もいらっしゃいます。
ケージの大きさは40~50cm以上あるものがゆとりがあっていいですが、30cmのものでも大丈夫みたいです。
⇩幅31.6×奥行31.6×高さ19.2cm
⇩幅30×奥行20×高さ15.5cm
⇩幅40×奥行30×高さ15.5cm
・シェルター
環境に馴れていない個体や、神経質な個体は隠れる場所がないとストレスを感じてしまいます。また、床の温度が高いと逃げる場所にもなるので、必ず置いてあげましょう。
・床材
ペットシーツや砂など。
・ヒーター
レオパは低温に弱いので暖かくしてあげましょう。
25~28℃に保ってあげてください。または、低温部を28℃、高音部を32℃にしてあげると体色がきれいにでるようです。夏場は高温に注意してあげてください。
※ヒーターはシェルターと被る場所にはおかないでください!蒸しぶろ状態になってしまいます。
・餌
コオロギがメインです。
生後1年までは毎日食べるだけ与えても大丈夫です。
または、生後半年を過ぎたころからは週に2,3回でも大丈夫です。
カルシウムを添加してピンセットで与えましょう。
また、水入れも置いてください。
レオパも同様に、小さいころは脱水に気を付けてください。
フトアゴヒゲトカゲの紫外線ライトの種類
フトアゴヒゲトカゲは砂漠に似た乾燥した地帯に生息する生き物です。フトアゴヒゲトカゲは紫外線Bを浴びて、ビタミンDを生成してカルシウムを吸収しています。紫外線はフトアゴヒゲトカゲにとって非常に重要なものです。紫外線は英語でultravioletといい、略してUVと言われます。太陽光にはUVA、UVB,UVCという波長があり、UVAは脱皮や食欲促進の効果、UVBはビタミンDを生成する効果があります。UVCは地球には届いていません。
飼育下でも同じ温度や紫外線の量を用意しなければいけません。
ケージに設置するのはUVBのライトだけで基本的にはいいですが、定期的に日光浴をしてあげてください。本物の太陽光に勝るものはありません。
ライトには、
・保温ライト
・紫外線ライト
・バスキングライト
の3種類あります。
それぞれの役割は、
・保温ライト➮ケージ全体を温める。
・紫外線ライト➮紫外線(B)を出す。
・バスキングライト➮一点を集中的に温める。
という感じです。
今回はこの中でも、紫外線ライトについて詳しく紹介していきます。
(紫外線ライトとバスキングライトはセットになっているものもあります。)
紫外線ライトの種類は蛍光灯タイプや電球タイプなどがあります。
蛍光灯タイプは普通の直管型、電球タイプはスパイラル型やコンパクト型などがあります。また、メタハラといってメタルハライドランプといって、保温球、紫外線ライト、バスキングライトの働きをしてくれて、寿命が長い、とても人気なライトもあります。では評価が高い製品をみていきます。
・電球タイプ
・コンパクト型(水銀灯)
紫外線ライトとバスキングライトの併用のものです。
⇩80w
⇩125w
・コンパクト型(水銀灯)
⇩80w
⇩100w
・蛍光灯タイプ
⇩15w
⇩30w
⇩32w
⇩13w(UVAもでます)
⇩26w
・メタハラ
⇩50w
⇩70w(アマゾンでは現在3000円ほど値下げされていました)
※スパイラル型についてですが、コンパクトタイプの紫外線ライトはまともに紫外線が照射されているものはごく一部という声を聞きました。ケージ内の明るさが足りないと、瞳孔が開いたままになり、目にダメージを与えてしまうことがあるようで、紫外線ライト+可視光線ライトの使用を考えてみるといいかもしれません。(可視光線ライトとは太陽の光の色や明るさを演出するライトです。)また、フトアゴヒゲトカゲは、餌が鮮やかに見えると食欲がよくなりますが、暗いとよくないこともあるそうです。
まとめ
・一番のおすすめはメタハラ。
・スパイラル型はおすすめではない。
・暗いと思ったら可視光ライトの併用。
以上です!
フトアゴヒゲトカゲ(アダルト)のケージの大きさ
今回はフトアゴヒゲトカゲのアダルトになってからのケージの大きさをみていきます。
[目次]
- どのくらいの大きさのケージが必要か
- ケージ紹介
- どのくらいの大きさのケージが必要か
フトアゴヒゲトカゲがアダルトサイズになってからのケージは、幅は90cm以上、奥行き45cm以上、高さが45cm以上のものが必要です。
ベビーの時から買う時は、幅60cm、奥行き30cmなどで大丈夫ですが、フトアゴヒゲトカゲはアダルトになると全長45cmほどになるトカゲです。フトアゴヒゲトカゲは比較的成長が早いです。あっという間にどんどん大きくなっていきます。なので、最初から90×45×45cm以上のものを最初から購入するのをおすすめします。
ですが、冬場など非常に寒い時期からベビーを飼育するのなら小さいケージがいいようです。フトアゴヒゲトカゲのベビーは寒さに弱いので、ケージが大きすぎると温度が足りない場合があります。1番涼しい場所で昼間は28℃、夜は26℃あるのが理想的です。
バスキングスポットあたりを、35〜45℃、1番涼しい場所が28℃、中間が30℃などに設定してあげると、自分で好きな場所に行きます。寒暖を作るのがポイントです。
1日中バスキングスポットにいるなどの場合は、バスキングスポットの温度が足りないと言う場合があるので適度に調整してあげてください。バスキングスポットの下に、高さのある石や流木を置いてあげるとライトに近くなり、温度も上がります。ただ、ライトに近すぎるとフトアゴヒゲトカゲが飛んだ時に火傷する恐れがあるので十分気をつけてあげてください。
⇩ベビー期のケージの詳しい記事はこちらです。
⇩飼育時に必要なものをまとめている記事はこちらです。
2.ケージ紹介
ケージ組み立てるといっても重いのでネットで購入する方も多いのではないでしょうか。ペットショップで注文などもできますが、店員さんに値段を聞いたところやはりAmazonなどのネットショップの方が安かったです。
・三晃商会 パンテオン
厳密な大きさ➮幅90.5×奥行45.5×高さ45.0cm
・ジェックス エキゾテラグラスリウム
厳密な大きさ➮幅91.5×奥行46.5×高さ48cm「
などです。
どの種類も20kgを超えています。
[まとめ]
・フトアゴヒゲトカゲに必要なケージの大きさ▶︎45×45×90cm以上
以上です!!
ニホンヤモリの飼い方
とっても身近にいる「ニホンヤモリ」ですが、家で飼うことも出来ます。
個人的には野生で育った個体を飼育するのは抵抗がありますが、
もし飼う機会があれば参考にしてください◎
[目次]
- ニホンヤモリってどんな生き物なの?
- 飼育に必要なもの
- 日常のお世話
1.ニホンヤモリってどんな生き物なの?
本州、四国、九州、対馬、屋久島、朝鮮半島南部、中国東部に生息しているヤモリです。
分類は、爬虫網・有鱗目・ヤモリ科・ヤモリ属・ニホンヤモリです。
全長は約14cm。乾燥系樹上性のヤモリです。自切の機能があり、再生もする種類です。
学名は”Gekko japonicus"でニホンヤモリともいいますが、平安時代くらいに中国から来たものとされています。
完全な都市型のヤモリで、民家でみられるのはほとんどがニホンヤモリです。
電球に集まった小さな虫を食べて生きています。
寿命は3~4年程度です。
移動性はあまりなく、気に入った場所にいます。
雨戸など、環境が良いと卵を産み付け、どの世代も使われる。
※お腹に卵を抱えている個体や、弱っている個体は話してあげましょう。
※もし卵を産んだらはがそうとしないでください。卵がかえったら幼体は逃がしてあげましょう。
2.飼育に必要なもの
次の5つのものです。
・ケージ
・床材
・シェルター
・水入れ
・餌
です。
・ケージ
ホームセンターなどで売っている虫かごで大丈夫です。
逃げる隙間がないものを選んでください。
・床材
キッチンペーパーがいいです。普段砂があるところにはいないので、敷かなくて大丈夫です。
・シェルター
身近なものだと、トイレットペーパーの芯が丁度いいです。
・水入れ
小さい入れ物やペットボトルのキャップでも水がいれらるものを念のため置いておきましょう。
・餌
ニホンヤモリの餌は昆虫やクモです。ハエの幼虫などを成虫にしてビタミンやカルシウムを添加して与えるか、小さなコオロギを買って与えましょう。
3.日常のお世話
温度は25℃前後にしてあげましょう。直射日光はだめです。冬場は寒すぎる場所にはケージを置かずに、温度差があまりないところに置いてあげてください。冬は代謝がさがるので、水だけ与えるので大丈夫です。または、長期間飼育するなどのときは、保温ライトを購入して25℃に保ってください。保温ライトを設置する場合、虫かごなどでは買えません。爬虫類用のケージが必要だと思います。
乾燥系のトカゲですが、数日おきには、霧吹きをしてあげてください。体に直接かけるのはやめてください。壁にかかった水を飲みます。
大切に飼育してあげてください。